2018/02/19 13:29

本当の日常はいつもとちがった

初めまして、この度和紙素材と出会い、皆様の日常を少しでも快適に過ごして頂けるようアンダーウェアのブランド<ONE LUCK>(ワンラック) を立ち上げました。

肌に問題のない方の日常と大小あるストレスを抱えた方の日常はどれほど違うと思いますか?

我々はこの問いにまっすぐ取り組みたいと思います。

 

 <商品の特徴>

ロンパースは、赤ちゃんの肌に直接触れるものです。皮脂の厚さが成人の半分くらいのため保湿が難しい赤ちゃんのため開発されました。その中で、首は皮脂が薄く引っ掻きやすい場所でも有ります。自分の息子も1〜2歳の頃は特に引っ掻いて寝起きからギャン泣きしていました。

そこで、首はハイネックにして少しでも首回りをケアしました。

なぜ、襟付きのロンパースをあまり見かけないのか大変不思議です。

今までの風習や常識は疑うべきだと改めて感じます。

実際にサンプルは息子に着用してもらい、痒がることが減ったので商品化に繋げました。

 

 

以下は、ブランドの説明や素材の試験結果を記載しています。よろしければ購読いただけるとよりご理解いただけると存じます。

 

<開発の状況>

10年前より和紙素材の研究開発をしていた商社との出会いから始まり、自社ブランドを展開するため試行錯誤を重ね2年半の開発期間を経て、サンプル作成まできました。肌が弱い方のストレスは大変なものです。少しでも少ないストレスの中で生活してもらえるために素材や、パターン、縫製方法を実際に肌の弱い方を中心にモニターになってもらい製品開発を進めてきました。

<ブランドを始めようと思った理由>
2015年に息子が生まれ、赤ちゃんの肌がこんなに弱いのかと目の当たりにし非常に驚きました。(皮脂の厚さが成人の半分くらいのため保湿が難しい)

また自分の周りにも乾燥肌、アトピーなどをきっかけに肌を傷つけてしまう人がたくさんいます。専門とする繊維業で、何かできないかと動いていたところ、和紙繊維に出会い多くの方に知って頂くためブランドを立ち上げることにしました。

衣類には大きく天然繊維素材と化学繊維素材(以下:化繊)に分かれますが、化繊の肌着が原因で疾患を起こす事があります。医療機関ではコットンを!と進められましたが、和紙素材は天然素材で有りながらコットンよりも抗菌、吸着性に優れモニターテストでも、かゆみなどの感じにくいとの声が出てきています。(但し、化繊にも良いところはあります。 例:壊れにくい、速乾性に優れている、大量生産ができるなど)

<これまでの活動>
和紙原料といえば壁紙や包装紙などの役割が主流で洋服へは考えられていませんでしたが、15年程前より糸の開発が始まり近年、肌ざわりの良いニットやカットソー(Tシャツなど)タオルの製造が可能になりました。

サラサラした素材と抗菌/防臭/吸着性に富む素材をコットンやシルクと混ぜテストしてきました。糸の特性上できる編みの組織もやってみなければ解らない事の連続でしたが、第一弾として製品化に辿り着く事ができました。

▼第三者機関のテスト結果
1:抗菌消臭テスト

洗濯後の抗菌力が他の素材に比べ大幅に上がっています!!

2:吸放湿性テスト

他の素材より吸水性が優れ、乾くスピードがほぼ同じ速さで乾きます。(吸着量が多いため乾く時間は他の素材よりかかりますが、素材の特性上サラサラした肌触りが続きます)

▼縫製方法
縫い代は敵だ!
縫製方法でアンダーウエアは一般的に(左図)を使用します。縫い代が2枚で薄く仕上げる事が可能ですが、4本のステッチとジグザグステッチを我々ONE LUCKは、肌に優しい縫製方法とは思えませんでした。肌の負担を減らす事を第一に考え(右図)縫い代を表に出し肌へのストレスをなるべく無くしました。

▼洗濯方法
一般的な洗濯ができます。

▼環境との適合性
主流な紙原料の木(もみ.まつ.ユーカリ.アカシアなど)は早くて5〜6年の環境循環が必要になりますがONELUCKの和紙素材は、非常に育成が早いマニラ麻(呼び名に麻を使われていますが、麻素材ではない)を使用しているため6-12ヶ月で成熟し収穫出来るため生態系に大変優しい原料を使用しております。また、直近の試験結果では、わずか3ヶ月程で生分解され土に還る大変エコロジーな素材を使用しています。